伝送媒体(電線)を選びませんMedia Free
電線を切らずに、被覆を剥かずに短時間で分岐・延長の作業が可能です。作業時間も短縮出来、電線、被覆などのゴミも出ないエコ・スタンダードな組み合わせです。
予備の電線や使用されていた電線でも、ノイズ耐性の高いAnyWire省配線システムはそのまま お使い頂けます。汎用キャブタイヤケーブル用のリンクコネクタもご用意しています。
通常、この様なシステムではI/O 点数の増加とともにスリップリングの極数を増やさなければならず、増設なども現実的ではありません。AnyWire 省配線システムは4芯で最大1024 点の入出力信号と電源を伝送可能ですので、新設のみならずリプレイスや改造にも柔軟に対応出来ます。
スリップリングなどと同じく極数の増加はそのままコストアップにつながり、物理的な制約もあることから柔軟なシステム構築やI/Oの追加などは困難を極めますが、AnyWire省配線システムを使用して頂くことで多くの問題は解決します。
(注)ご使用に関する詳細は別途お問い合わせください。このシステムは、離線時のデータを保証するものではありません。
分岐制限がありませんTopology Free
AnyWire省配線システムは柔軟な分岐・接続が可能です。
分岐方法の指定や各I/Oターミナル間の最小距離などといった細かい規定はなく、T分岐、マルチドロップ、スター、ツリーなど様々な配線方法がお選び頂け、またこれらの方式を混在しても全く問題ありません。
また、オンライン(通電状態)での脱着も可能で、切り離したターミナル以外は問題なくそのまま動作します。
※トラブルの際などの切り離しを容易にするため、T分岐での配線を推奨します。
※安定した伝送のため分岐段数はなるべく少なく(10段以下)することを推奨します。
活線での接続と切り離し
分岐段数の制限
コントローラを選びませんAny Controller
各社のPLC、FA系を含めた各種PC用拡張BUSスロット、FA向けOpen Network、産業用Ethernetなど、およそ考えられるコントローラ全てに接続可能です。
AnyWire省配線は、常に現場の視点で発想、製品開発を行います。
安定した伝送定時性Real Time
サイクリック伝送による安定した伝送
・「入出力点数」「距離(速度)」の設定をした時点で1サイクルタイムが確定
ノイズによる伝送エラーに起因するリトライが無い
・高効率伝送信号により多点数でも低クロックのまま伝送が可能、高いノイズ耐性を実現
・「二重照合」により万が一のノイズエラー対策をしているため、伝送信頼性を確保
一般的なデータ伝送では、伝送クロック数(kHz)と実効伝送速度(kbps)の関係は以下の様になります。
「伝送クロック数」 > 「実効伝送速度」
また、伝送効率が悪くなる程その差が大きくなり、全二重化された伝送方式でもこの傾向は変わりません。
AnyWire省配線システムは独自の高効率伝送で「伝送クロック数」以上の「実効伝送速度」を実現しています。(左下図参照)
効率の悪い伝送方式では実効伝送速度を上げるためには伝送クロック数を上げるしかなく、伝送クロック数が上がればノイズ耐性が落ちます。そのため、高ノイズ環境では伝送エラーによりデータ送出のリトライが頻発し、さらに実効伝送速度が低下するという悪循環に陥ります。
AnyWire省配線システムの「高効率・低クロック伝送」は従来の方式とはまったく逆のアプローチにより、ノイズ耐性が非常に高く、且つサイクリック伝送による安定した伝送定時性を実現した伝送方式です。
伝送定時性が安定していると応答速度が机上計算出来るため、制御ロジック設計時に大きなメリットとなります。AnyWire省配線システムは設計者にも優しいシステムです。
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