Case No.1
ターミナル間伝送
コントローラは使わない。
多点の遠隔手動操作を手軽な方法で実現したい。
スイッチをON/OFFさせて、遠隔の表示灯を点灯/消灯させたい。
バルブを遠隔で操作したい。
アナログ入力を遠隔でアナログ出力させたい。
など1:1の結線では配線が束になって邪魔になる、手間が掛かる、ポイントの増減が大変、といった問題を解消します。
2本の伝送線を敷設し、入力と出力のターミナルを配置するだけで、最大64ポイントに分散させた512点の操作を最大3km離れた場所間で実現できます。
入力と出力の配置に制限はありません。
簡単な設定だけで使えます。
※ターミネータは一系統に対し一個、最遠端に接続する使い方が基本ですが、分岐長が200mを超える場合は、その先端にも接続することをお勧めします。但し、一系統あたり最大3個までとしてください。
Case No.2
ダイレクトターミナル
アクチュエータのリミット信号も省配線経由で制御したい。
検出~停止までの遅れ時間は極力最小にしたい。
AnyWireダイレクトターミナルは、通常の緑矢印から橙矢印の信号流れ以外に、青矢印のダイレクトな信号流れが構成できます。
即ち、端末でターミナル間伝送ができるので、省配線を使いながら大幅な時間短縮が可能です。
Case No.3
ゾーン掌握によるコンベア制御
エコロジーが求められる時代、省エネルギー、省工数、省配線の次世代コンベアを構築したい。
モータドライバが、前後と自己のセンサを掌握し、単独で荷物の位置を判断してモータをコントロールします。
ホストコントローラは、動作パターンを指令するだけで良く、プログラムの大幅な軽減化が図れます。
また、必要な場所だけモータを回転させる事ができますので、コンベアラインの省エネルギー化が図れます。
※AnyWireモータドライバについては弊社営業までお問い合わせください。
Case No.4
トロリー&スリップリング
回転部上や直動部上で多点制御したい...
省配線を利用して電極、レール数を抑えたい...
AnyWireは、伝送媒体に接点を含んでも使用できます。
スリップリング信号用電極2極、またはトロリーレール2本で最大512点の入出力が回転部、直動部上に伝送可能です。
接触部の酸化膜除去には、伝送信号昇降圧バッファユニットを併用します。
Case No.5
リセンドユニットの使用による長距離伝送
少点数のアナログ信号やデジタル信号を離れた場所に伝送したい。
大規模な多重伝送は導入できない...
リセンドユニットを使用すれば、コントローラーレスでの長距離伝送が簡単に実現できます。
例えば、A地点にある4-20mAのアナログ信号をアナログ入力ターミナルに入力し、1km離れたB地点にあるアナログ出力ターミナルから出力する、といった使い方が可能です。
もちろんデジタル信号も同様に伝送可能です。
DB A20シリーズは、特に長距離に対応する製品シリーズのため、最大で3kmまでの伝送が可能となっています。
※詳細については弊社営業までお問い合わせください。
Case No.6
CC-LinkリモートユニットI/Fによるネットワークの拡張
ライン設備全体のコントローラはMELSEC
ネットワークはCC-Link
でもそこに追加する装置は他社PLC
そんな時はCC-Linkネットワークに他社製PLCの接続を可能にするユニット「CC-LinkリモートユニットI/F」をお使いください。
オムロン社製CJシリーズ
横河電機社製FA-M3シリーズ
安川電機社製MP2000シリーズ
これらのコントローラを「CC-Linkリモートユニット」としてCC-Link
ネットワークに参加させることで、異機種間でのシームレスな制御が可能になります。
※CC-LinkリモートユニットI/Fの詳しい対応機種など、詳細については弊社営業までお問い合わせください。
Case No.7
ループ配線&カップリング
ループ配線なら、断線しても伝送は途切れない。
でも断線した事は知りたい。
複数のAnyWire省配線系統間を結合したい。
Case No.8
オープンフィールドバスへの接続
広く普及しているオープンフィールドバスであるCC-Link やDeviceNet などに対応したゲートウェイを使用すれば、それらのフィールドバスの下位にAnyWire 省配線システムを接続することが可能です。
専用線が不要で分岐制限のないAnyWire DB A20 シリーズは最大で入力512 点、出力512 点のI/O を持ち、最長で配線総延長3km 間でのシステムを構築する事ができるので、フィールドバスを補完する省配線システムとして最適です。
▲ ページTOPへ