このページは、eco 省配線System「AnyWire DB A20 シリーズ」をご紹介するページです。
それ以外の製品は、をご覧ください。
「AnyWire DB A20 series」とは
他のAnyWire省配線システムとの違い
高速・長距離伝送に特化
DB A20 seriesには以下の四つの伝送モードがあり、様々な状況に対応します。
最大512/512点の入出力を実現
上記の伝送モードとは別に入出力の点数もいくつかの設定が出来ます。(※マスタユニットにより設定可能モード数は異なります。)
・デジタルI/Oと各種のアナログI/Oを混在させることが出来ます
・デジタルI/Oは1/2/4/8/16/32点のラインナップがあり効率的にI/O分散出来ます
・アナログI/Oは4-20mA、0-5Vなどの一般的な入出力や
温度、湿度、パルス、電流測定などの入力ターミナルをご用意しています
※伝送モードとI/O点数、応答時間については下表をご覧ください。
■DB A20 series 基本仕様:1 サイクルタイム 単位:ms
点数設定 | 速度(距離)設定 | |||
---|---|---|---|---|
50m 仕様 (125kHz) |
200m 仕様 (31.3kHz) |
1km 仕様 (7.8kHz) |
3km 仕様 (2kHz) |
|
入力32 点/ 出力32 点 | 0.42 | 1.7 | 6.8 | 24.8 |
入力64点・出力64点 | 0.7 | 2.7 | 10.9 | 40.7 |
入力128点・出力128点 | 1.2 | 4.8 | 19.1 | 72.4 |
入力256点・出力256点 | 2.2 | 8.9 | 35.5 | 135.9 |
入力512点・出力512点 | 4.3 | 17.1 | 68.2 | 262.9 |
- ※実際の伝送遅れは1 サイクルタイムから2 サイクルタイムの間の値になります。
- ※信号を確実に伝えるためには、2 サイクルタイムより長い信号を与えてください。
- ※上記の値は基本仕様です。詳細は各マスタユニットのユーザーズマニュアルをご覧ください。
AnyWire省配線システムの位置づけ
AnyWire 省配線システムは最も電線使用量の多い「センサ・アクチュエータレベル」の分散I/Oシステムです。
今後、オープンネットワークや産業用Ethernetの更なる普及が進んだ場合でも、センサレベルでの配線数はあまり削減できません。
それどころか装置の高密度化、安全性の向上、トレーサビリティ等の要求に応じて、益々配線が増加し、複雑化する傾向にあります。
AnyWire 省配線システムはこれらのオープンネットワークや産業用Ethernetを補完するSystemとして最適です。
高効率な伝送プロトコル
DB A20シリーズの伝送信号は、「入力」は電圧、「出力」はパルス幅の変動によって現わします。
これにより1伝送クロックで2bitの情報を伝達することができます。
また、信号全体に対する実データの割合が高く、低い伝送クロック周波数でも非常に高い実効伝送速度を実現しています。
高い耐ノイズ性を確保
DB A20シリーズは・・・
- ①伝送電圧が違う
他方式のDC5Vに対してAnyWireはDC24V。ノイズに対するマージンが高く取れます。 - ②伝送クロック周波数が違う
他方式の500kbps~3Mbps程度に対して、AnyWireは31kHz。ノイズに対して十分に大きいクロック幅で、影響を受けにくくしています。 - AnyWire独自の高効率伝送があって初めて、高い実効伝送速度を確保しつつ、伝送クロック周波数を低くすることが出来ます。
- 低い伝送クロックでノイズ耐性が高くなり、ノイズ耐性が高いので伝送エラーが起きにくくなり、伝送エラーが起きにくいので、他方式では多くの割合を占めるエラー訂正符号を省略出来、高効率伝送が実現します。
- このようにAnyWire独自の伝送方式は、他に類を見ない多くの特徴を備え、ユーザーフレンドリーな使い勝手を実現しています。
画期的な「eco分岐」システム
省配線やフィールドバスなどを使用する際に、現場で気を遣うのは「分岐」です。
これには二つの要因があり、一つ目は「分岐に制限や条件が多い」という点ですが、AnyWireの省配線システムは「分岐制限なし」という特徴を持ち、この問題に対し解決策をご用意しています。
二つ目は「分岐作業そのものが大変」という点です。省配線を採用するということは、点数が多く分散しているか大量の電線を敷設するスペースが無いケースが多く、そのような箇所での結線/分岐作業は非常に困難です。
そこでAnyWireでは「eco分岐」を実現するリンクコネクタをご用意しました。
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